お仏壇の豆知識❷ 仏壇の製造工程

昔から使われているお仏壇は、専門の職人さんによって造られており、現在も製造技術が引き継がれています。お仏壇の豆知識❷では、唐木仏壇と金仏壇の製造工程をご紹介します。


◆唐木仏壇の製造工程◆


1. 原木(製材される前の、伐採した状態の木材)を厳選する

質の良い丸太の原木を厳選します。


2. 製材工程

厳選された原木を製材し、板状に切り出します。


3. 天然乾燥工程

切り出した木材を自然乾燥させます。反りや捻れなどないかをチェックして木材の裏表を返しながら乾燥させます。


4. 人工乾燥工程

さらにしっかりと水分を取るため人工乾燥させます。


5. 巾と厚さを定める工程

所定の寸法に鋸引き、木取りに入ります。この時点で木目などを調べ、どの部分をどの場所に使うかを決めます。


6. 細部作業工程

彫刻など細密に加工が施され細部を仕上げます。


7. 塗装工程

何層も塗装を施し、美しく仕上げます。


8. 最終組立工程

塗装されたパーツを組み立て仏壇が完成します。原木から仏壇完成まで約10年の歳月を要します。




◆金仏壇の製造工程◆


1. 宮殿制作工程

宮殿師による制作。宮殿(くうでん)とは、ご本尊を安置する仏具の一種です。


2. 彫刻工程

各宗派により決められた図案に合わせ、仏壇の様々な箇所を彫刻師が細部まで丁寧に彫っていきます。


3. 木地工程

木地師により、木地を造って仮組みをします。主材として上級品には桧が使われますが、中級品以下ですと洋材の使用が多いようです。


4. 塗装工程

塗装も高級品は本漆が使われますが、今はカシューや化学塗料も多く使われます。


5. 錺金具工程

錺金具師(かざりかなぐし)により、鏨(たがね)を使って金属に模様などを手彫して、補強・装飾金具を作ります。


6. 金箔押工程

高級品では一等金を使います。それ以外では 三等金が多く使われていますが、最近は金粉も評判が良いようです。 只、金粉は修理が難しいというのが短所です。


7. 蒔絵工程

漆で文様を描き、金粉や銀粉を付着させます。


8. 組立工程

蒔絵、錺金具などそれぞれのパーツをお仏壇に取り付けていき完成します。金仏壇には伝統工芸品としても素晴らしいものがあります。







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